この記事でわかること
- Claudeで最初に確認しておくべき設定がわかる
- 入力した情報のプライバシーをどう守るかがわかる
- Projectsを使って毎回の説明を省く方法がわかる
使い始める前に、一度だけ設定を確認しておきたい
Claudeを登録してから、何も設定しないまま使い続けている方もいると思います。「入力した内容って、どこかに残っているんだろうか」「設定しておくべきことはあるのかな」と気になりながら、調べるのも面倒でそのままになっている、という状況はよくあります。
確認しておきたい設定は3つです。どれも設定画面を開いてスイッチのオン・オフを確認するだけで終わります。
なお、Claudeの画面デザインはアップデートによって変わることがあります。この記事で紹介する項目名が見当たらない場合は、公式サポートページで最新の情報を確認してください。
設定1:入力した内容がAIの学習に使われないようにする
Claudeを使い始めるとき、多くの方が気になるのが「入力した内容が学習に使われるのでは?」という点です。初期状態のままだと、会話の内容がAnthropicのAI改善に使われる可能性があります。
- 画面右上のアカウントアイコンから「設定」を開く
- 左側のメニューから「プライバシー」を選ぶ
- 「Claudeの改善にご協力ください」という項目を確認する
- オンになっていたらオフに切り替える
この設定をオフにすることで、データの保持期間も変わります。オンのままだと最大5年間、オフにすると30日間です。仕事でClaudeを使う予定がある方は、最初に確認しておく項目です。
設定2:Claudeが自分のことを「勝手に覚えていく」設定を確認する
Claudeには「チャット履歴からメモリーを生成」という機能があります。会話を重ねるうちに、Claudeが自分のことを少しずつ記憶していく仕組みです。使い込むほど自分に合った返答が返ってくるようになる便利な機能ですが、何を覚えさせているか把握しないまま使い続けるのが少し気になる、という方もいると思います。
- 左側のメニューから「機能」を選ぶ
- 「チャット履歴からメモリーを生成」の項目を確認する
- オン・オフを自分の使い方に合わせて選ぶ
メモリー機能をオフにすると会話をまたいだ記憶は蓄積されなくなります。業務上の情報を入力することが多い場合は、オフにしておくほうが安心です。
設定3:使っていない連携アプリを整理する
ClaudeはGmailやGoogle Driveなど外部のサービスと連携できます。連携したまま使っていない状態が続いていると、Claudeがそのサービスのデータにアクセスできる状態が続いています。使っていないものは整理しておくといいでしょう。
- 左側のメニューから「コネクタ」を選ぶ
- 連携しているサービスの一覧を確認する
- 今は使っていないものがあれば削除する
削除してもClaudeとの会話履歴はそのまま残ります。そのサービスとの連携を解除するだけなので、必要になれば再度連携できます。
設定が終わったら:Projectsで「自分仕様」のClaudeにする
設定が終わったら、次に試してほしいのがProjectsという機能です。テーマや目的ごとに「会話のまとまり」を作れる機能で、それぞれのプロジェクトに自分の会社の情報や指示をあらかじめ書いておけます。
設定の手順はシンプルです。
- 左側のサイドバーにある「プロジェクトを作成」を選ぶ
- プロジェクト名をつける(例:「仕事用」「営業文書」など)
- 「手順」の欄に、Claudeに毎回知っておいてほしい情報を書く
「手順」に何を書けばいいか迷う方も多いと思います。最初はシンプルで十分です。たとえばこんな内容が参考になります。
「福島県で製造業を営んでいます。従業員は30名ほどです。文章を書いてもらうときは、堅すぎず読みやすい文体でお願いします。専門用語はなるべく避けてください」
これを書いておくだけで、そのプロジェクト内での会話はClaudeが最初からこの情報を把握した状態で始まります。さらに「ファイル」の欄に会社案内や定型文書のPDFを追加しておくと、Claudeがその内容を参照しながら答えてくれるようになります。
営業メール用、社内文書用、採用関連用など、用途ごとにプロジェクトを分けて育てていくのが、Claudeを長く使い続けるコツです。
まとめ
3つの設定を確認して、プロジェクトを一つ作ってみる。これだけで、Claudeがぐっと使いやすくなります。
まず今日、設定画面を一度開いてみてください。
Q&A
Q. 無料プランと有料プランで、プライバシー設定に違いはありますか?
プライバシー設定のオン・オフは無料プランでも行えます。ただし、企業向けのTeamプランやEnterpriseプランでは、管理者が組織全体のデータ方針を一元管理できる仕組みが整っており、個人の設定に頼らなくてよい体制になっています。従業員にClaudeを使ってもらう予定がある場合は、将来的に法人プランも視野に入れておくといいでしょう。
Q. ChatGPTとClaudeはどちらから使い始めたほうがいいですか?
どちらから始めても問題ありません。ただ、日本語でビジネス文書を書くことが多い方には、Claudeのほうが文章の自然さを感じやすいという声があります。同じ質問を両方に投げて比べてみるのが、一番わかりやすい方法です。使い比べてみて、しっくりくるほうをメインにしていけば十分です。
Q. Claudeに社外秘の情報を入力しても大丈夫ですか?
プライバシー設定をオフにすることで、データの学習利用を避けることはできます。ただ、クラウドサービスである以上、完全なリスクゼロとは言い切れません。顧客名・契約金額・未公開情報などは、具体的な固有名詞を伏せるか仮の名称に置き換えて入力するのが実務上の安全策です。「第三者に見られても困らない形に整えてから渡す」という習慣を持っておくと安心です。

