ChatGPTは知っているし、少し使ったこともある。
でも最近、NotebookLMという名前を見かけて、「結局何ができるのだろう」と感じている方もいるのではないでしょうか。
どちらもAIに質問できるサービスですが、得意なことはかなり違います。
大きく分けると、ChatGPTは幅広く相談しやすく、NotebookLMは手元の資料を整理するときに使いやすいサービスです。
ChatGPTは会話、文章作成、要約、ファイルの整理など幅広い用途が案内されており、NotebookLMは読み込ませた資料をもとに質問したり整理したりでき、引用を確かめやすい仕組みがあります。
この記事でわかること
ChatGPTとNotebookLMのいちばん大きな違い
それぞれが向いている仕事
社内資料や会議メモの整理にはどちらが向くか
最初に試すならどう考えるとよいか
ChatGPTとNotebookLMの違いは「何をもとに答えるか」
いちばん大きな違いは、「何をもとに答えるか」です。
ChatGPTは、まだ考えがまとまっていない段階でも使いやすく、「何から考えればよいか」「どう整理すればよいか」を相談しながら進められます。
文章の下書きや要約はもちろん、ファイルを読み込ませて比べたり、必要な情報を抜き出したりすることもできます。
一方、NotebookLMは、自分で読み込ませた資料をもとに整理するのが得意です。
PDF、Webページ、Googleドキュメント、Googleスライド、音声などを読み込ませて、その内容に沿って質問したり、要点をまとめたりできます。回答の根拠を引用で確認しやすいのも特徴です。
つまり、ChatGPTは幅広く相談したいときに使いやすく、NotebookLMは手元の資料を見ながら整理したいときに向いています。
ChatGPTは、考えを広げたいときに向いている
ChatGPTは、考えを広げたいときに使いやすいサービスです。
たとえば、新しい企画のたたき台を作りたいとき、メール文面の下書きを考えたいとき、会議で話すポイントを整理したいときなどに向いています。
まだ材料が十分にそろっていなくても使いやすく、まず相談しながら考えをまとめたい場面と相性がよいです。
また、言葉の意味をざっくり知りたいときや、何を比べればよいか整理したいときにも役立ちます。
ゼロから考える、言い換える、順番を整える。こうした最初の整理を進めやすいのが、ChatGPTのよさです。
NotebookLMは、手元の資料を整理したいときに向いている
NotebookLMは、すでに手元に資料があるときに使いやすいサービスです。
たとえば、会議メモ、社内マニュアル、提案書、調査資料、議事録などをもとに、「内容を整理したい」「要点を抜き出したい」「共有しやすい形にまとめたい」といった場面に向いています。
NotebookLMでは、そうした資料をまとめて読み込ませ、その内容に沿って質問したり、要約したりできます。
ChatGPTが幅広く相談するときに使いやすいのに対して、NotebookLMは、読み込ませた資料をもとに整理したいときに向いています。
たとえば、「この会議メモから決まったことだけ抜き出して」「複数の提案書の共通点を整理して」「新人向けにわかりやすくまとめて」といった使い方です。
回答の根拠を引用で確かめやすいため、「どこにそう書いてあったか」を確認しながら進めやすいのも特徴です。
NotebookLMは、社内で情報を共有しやすくするのにも役立つ
NotebookLMは、要約だけに使うには少しもったいないサービスです。
案件ごとの会議資料、議事録、提案資料、調査メモをまとめておけば、それまで担当者しか把握していなかった情報も、ほかの人が見つけやすくなります。
また、「この案件の資料だけ」「このテーマの情報だけ」というように、範囲を分けて整理しやすいのも特徴です。
NotebookLMでは、資料をノートごとに分けて扱えるため、テーマごとに情報を整理しやすく、共有にも使いやすくなっています。
社内では、資料が増えるほど「どこに何があるのかわからない」「前の会議で何が決まったのか探しにくい」と感じることが出てきます。
NotebookLMは、そうした困りごとをやわらげるのに役立つサービスです。
仕事ではどう使い分けるとわかりやすいか
使い分けは、そこまで難しくありません。
まだ何もないところから考えたいときや、まず相談しながら整理したいときはChatGPTが向いています。
一方で、手元の資料を読み込ませて整理したいときはNotebookLMが向いています。
たとえば、営業会議の議事録を整理して、決まったことや宿題を抜き出したいならNotebookLMが使いやすいです。
反対に、お客さま向けメールのたたき台を作りたいときや、新しい企画の方向性を考えたいとき、説明文をわかりやすく整えたいときはChatGPTのほうが使いやすいでしょう。
大きく分けると、ChatGPTは幅広く相談したい場面に向いており、NotebookLMは手元の資料をもとに整理したい場面に向いています。
最初に試すならどう考えるとよいか
最初に試すものとして考えやすいのは、ChatGPTです。
普段の相談、文章の下書き、考えの整理など、すぐ使ってみやすい場面が多いからです。社内資料をきちんと整える前でも始めやすく、AI活用の入口として取り入れやすいサービスです。
一方で、社内にすでに資料が多く、「情報があちこちに散らばっている」「会議メモがたまるだけで活かしきれていない」「担当者しか分からない情報が多い」と感じているなら、NotebookLMのほうが合うこともあります。
手元の資料をもとに整理したり、比べたり、確認したりしやすいからです。
まとめ
ChatGPTとNotebookLMは、似ているようで役割が異なります。
ChatGPTは、広く相談したいときや、考えを整理したいとき、たたき台を作りたいときに使いやすいAIです。
一方、NotebookLMは、社内資料や議事録、提案書、調査メモなど、手元の資料をもとに整理したり、比べたり、まとめたりしたいときに向いています。
資料を見ながら確認したいときや、社内で情報を共有しやすくしたいときにも使いやすいサービスです。
大切なのは、どちらが上かで選ぶことではなく、何をもとに考えたいかで使い分けることです。
幅広く相談したいならChatGPT。
手元の資料をもとに整理したいならNotebookLM。
この違いがわかるだけでも、使い分けはぐっとしやすくなります。
Q&A
Q1. ChatGPTがあればNotebookLMは必要ありませんか?
必ずしもそうではありません。
ChatGPTは幅広く相談したいときに使いやすい一方で、会議メモや社内資料のように、手元の資料をもとに整理したり共有したりしたいときは、NotebookLMのほうが向いていることがあります。
Q2. NotebookLMには、どんな資料を入れると使いやすいですか?
議事録、社内マニュアル、提案書、調査メモ、案件資料など、あとから見返したり、比べたりしたい資料に向いています。
テーマごとに分けて入れておくと、さらに整理しやすくなります。
Q3. 最初に試すなら、どちらから始めるとよいですか?
普段の相談や文章の下書きから始めたいなら、まずはChatGPTが使いやすいでしょう。
一方で、社内に資料が多く、整理や共有に困っているなら、NotebookLMから考えてみるのも自然です。

